この記事は、2026年9月25日〜27日に実際に張家界を訪れた記録をもとにしています。観光ルートや所要時間は天候・混雑・体力によって変わります。また、入場料金、索道・景区交通、七十二奇楼の公演時刻などは変更される可能性があるため、訪問前に公式の最新情報をご確認ください。
2026年9月、張家界を2泊3日で訪れました。
午前に張家界荷花空港へ到着した初日は天門山へ。2日目と3日目は武陵源を中心に回り、2日目の夜には七十二奇楼にも足を延ばしました。
結果として、天門山に加えて武陵源の山上と谷の両方を歩くことができました。一方、黄石寨や宝峰湖などは無理に詰め込まず、次回の候補として残しています。
この記事では、到着日に天門山を入れ、残り2日を武陵源に使った実際のルートと、2泊3日でどこまで回れたかを紹介します。
この記事で分かること
- 張家界2泊3日で実際に回れた範囲
- 天門山と武陵源の3日間の配分
- 武陵源を山上と谷沿いに分けて回った実例
- 2泊3日では回らず、次回へ残した場所
張家界は2泊3日でどこまで回れる?
この旅行では、到着日に天門山を観光したことで、残り2日を武陵源に使えました。
2日目は百龍天梯から袁家界、楊家界、天子山へ。3日目は南門から金鞭溪へ入り、水绕四门と十里画廊を回って東門へ抜けています。山上から岩峰を眺める日と、谷沿いから見上げる日を分けた形です。
2日目の夜には七十二奇楼も訪問できました。ただし、張家界全域を回り切ったわけではありません。限られた日程で天門山と武陵源の主要景観を優先した、実体験に基づくコースです。
なぜ張家界には奇妙な形の岩峰が並んでいるのか?
張家界の武陵源は、1992年に世界自然遺産に登録された景勝地です。ユネスコによると、区域内には3,000本以上の細長い砂岩の石柱や岩峰があり、高さ200mを超えるものも数多く存在します。
この独特な景観は、約3億8,000万年前に堆積した石英砂岩を母岩として、長い年月にわたる地殻変動、流水による侵食、風化、崩落などが重なって形成されました。

山上から見下ろすと巨大な石柱が林立し、谷から見上げると絶壁が空へ伸びています。
今回、武陵源を2日間に分けて回ったことで、同じ地形でも見る高さによって印象が大きく変わることを実感しました。
実際に回った2泊3日のルート
1日目は天門山、2日目は武陵源の山上エリアと七十二奇楼、3日目は金鞭渓と十里画廊を巡りました。
実際に利用した交通手段と訪問順序を、以下の図にまとめています。

DAY1|張家界到着後に天門山へ
午前に張家界荷花空港へ到着し、天門山方面へ向かいました。観光の前には索道下站の近くでスーツケースを預けています。到着日に身軽な状態で天門山を回れたことが、今回の2泊3日を組み立てるうえで大きなポイントでした。
天門山ではB線を利用し、天門洞から上天梯を上り、穿山自動扶梯で山頂側へ移動。盘龙崖玻璃栈道、云梦仙顶、天門山寺などを巡り、最後は東線を歩きました。
特に上天梯は想像以上に負荷が大きく、途中で休憩を挟みながら進んでいます。山頂でも歩く区間が続いたため、西線まで無理に足を延ばさず、東線を回ったところで下山を選びました。
天門山の名前には、三国時代の263年、当時「嵩梁山」と呼ばれていた山の絶壁が突然開き、巨大な洞窟が現れたという伝承があります。その姿が天へ通じる門に見えたことから、天門山と呼ばれるようになったといわれています。
実際に天門洞を下から見上げると、山の壁を貫く巨大な空間には圧倒されました。古くから人々がこの景観に特別な意味を見いだしたことにも納得できる光景でした。
下山後は預けた荷物を回収し、武陵源へ移動してホテルにチェックイン。初日に天門山を終えられたことで、翌日からの2日間を武陵源に集中できました。
DAY2|百龍天梯から袁家界・楊家界・天子山へ
2日目は武陵源の山上景観を中心に回りました。東門から環保車に乗って百龍天梯方面へ向かい、エレベーターで山上へ上がって袁家界を歩きます。
袁家界では迷魂台、乾坤柱、天下第一橋などを巡りました。この日は霧が濃く、岩峰の全体が見えにくい時間帯もありました。
袁家界の乾坤柱(南天一柱)は、映画『アバター』との関係でも知られています。映画に登場する、空中に浮かぶ「ハレルヤ山」のイメージと結び付けられ、「アバター・ハレルヤ山」とも呼ばれる岩峰です。
監督のジェームズ・キャメロンは、湖南省の山々の写真を映画の浮遊する山のデザインの参考にしたと語っています。ただし、張家界の一つの山だけが映画の唯一のモデルだったという意味ではありません。
今回は霧が濃く、岩峰の全体が見えない時間帯もありました。それでも、雲や霧の中から石柱が浮かび上がる光景には、映画の世界を思わせる独特の雰囲気がありました。
当初は袁家界と天子山を中心に考えていましたが、現地で時間に余裕があったため、楊家界を追加。天然長城、天波府、一步登天まで足を延ばしました。特に天波府の狭い通路や急な階段は通りづらく、天候によってはさらに慎重な判断が必要だと感じた区間です。
その後は天子山の賀龍公園、御筆峰、仙女散花、天子閣へ。さらに点将台と神堂湾にも立ち寄り、最後は天子山索道で下山して東門へ戻りました。
天子山という名前は、明代初期に「向王天子」を名乗ったと伝えられる土家族の指導者・向大坤に由来するとされています。
この土地では、実際の岩峰や谷の姿と向王天子の物語が結び付いています。
御筆峰は、向王天子の筆が石になったと伝えられる岩峰です。仙女散花は、敗れた向王天子を慕う女性が花をまき続け、やがて岩になったという伝説に由来します。
さらに神堂湾には、戦いに敗れた向王天子が谷へ身を投じたという言い伝えがあります。谷から太鼓や馬の声が聞こえるという話も残っていますが、これは伝承であり、峡谷内の気流による音として説明されることもあります。
なお、今回訪れた賀龍公園は、こうした伝説とは異なり、実在した軍人・賀龍を記念する場所です。
ただ奇岩を眺めるだけでなく、岩峰や谷の一つひとつに名前と物語が残されていることも、天子山の魅力だと感じました。
この日の昼間の行程は、ホテル出発から帰着まで約9時間です。予定外の楊家界まで追加できましたが、歩く速さ、霧や雨、環保車の接続などで所要時間は変わります。同じルートを誰でも同じ時間で回れる、という意味ではありません。
DAY2夜|七十二奇楼で夜景と演目を楽しむ
武陵源からホテルへ戻った後、夜は七十二奇楼へ向かいました。
18時47分頃に到着し、《巡游》《喜乐囧途》《奇楼掌灯》などの演目を観覧。夜景を見ながら園内を回り、夕食には阿妈手工扣肉などを食べました。演目の場所や順番は、訪問当日に現地掲示を確認しながら決めています。
ホテルへ戻ったのは22時38分頃。山上を約9時間回った後の夜観光だったため、かなり長い1日になりました。日中の武陵源観光と組み合わせることはできましたが、体力的に余裕のある日程ではありません。
DAY3|南門から金鞭溪・十里画廊を一方向に歩く
3日目は山上ではなく、谷沿いの景観を中心に歩きました。
当初は東門から入るつもりでしたが、実際には南門へ向かいました。そのまま金鞭溪を歩き、水绕四门を経て十里画廊へ移動。結果として、南門 → 金鞭溪 → 水绕四门 → 十里画廊 → 東門という一方向のルートになりました。
金鞭溪という名前は、沿道にある「金鞭岩」に由来します。この岩峰には、秦の始皇帝が山を動かすために使った不思議な鞭が、ここで石になったという伝説が残されています。
実際には長い年月の侵食や風化によって生まれた岩峰ですが、特徴的な形を見た昔の人々が、その姿に物語を重ねてきたことが分かります。
前日の袁家界や天子山では峰林を上から眺めましたが、この日は谷から岩峰を見上げながら進みます。武陵源でも、2日間で景色の見え方が大きく変わりました。

十里画廊は往路を徒歩で進み、復路は小火車を利用しました。奥には卧龙岭を経由して天子山方面へ登るルートもありましたが、当日は夜のフライトを控えていたため、登山は追加せず東門へ戻っています。
武陵源では、雄大な岩峰だけでなく、野生のサルにも出会いました。木製の柵の上で、大きなサルが小さなサルを抱える姿が印象的でした。野生動物なので、近づきすぎず、適切な距離を保って観察することが大切です。

予定どおりの入口から始まったわけではありません。それでも今回は、金鞭溪を往復せず通り抜けられ、谷と十里画廊を午前中に回る形になりました。
DAY3午後|索溪山寨の昼食から市街地・空港へ
武陵源の観光を終えた後は、東門側の索溪山寨(标志门店)で昼食を取りました。注文したのは岩耳を使った「峭壁岩耳煨老鸡」と、桂花糕、ご飯です。今回の旅で食べた郷土料理の一つになりました。
その後は武陵源から張家界市街地へ移動。大庸古城を実際に訪れましたが、限られた時間の中で長く滞在する優先度は高くないと感じ、短時間で切り上げています。
张家界旅游商业步行街周辺を通り、暑さもあったため途中で古茗に入って休憩しました。
市街地で新しい観光地を無理に追加せず、余裕を持って荷花空港へ向かい、夜の便で上海へ戻りました。
2泊3日で行かなかった場所
今回は天門山と武陵源の主要エリアを優先し、次の場所は再訪時の候補として残しました。
- 黄石寨:今回とは異なる武陵源の景観を見に行きたい場所
- 宝峰湖:山上・谷沿いとは違う湖の景観を楽しみたい場所
- 老屋场(空中田園・神兵聚会):今回歩いた展望地とは異なる視点で景色を見たい場所
- 張家界大峡谷・云天渡ガラス橋:今回は行程に入れず、次回候補へ回した場所
3日目は十里画廊から天子山への追加登山も考えましたが、山上側の移動と帰路の時間を考えて見送りました。行けなかった場所を無理に回収せず、残った時間を市街地と空港移動に使ったのも今回の判断です。
武陵源では東門近くのホテルに2泊
宿泊したのは、武陵源東門近くの神州界国际酒店(武陵源景区标志门东门店)です。
2日目はホテルから東門まで歩いて移動でき、朝から入園しやすい立地でした。3日目も東門側へ戻る行程となり、ホテルを武陵源に連泊で確保していたことが今回の動線に合っていました。
客室は清潔で過ごしやすく、スタッフの対応も良好でした。一方、部屋に冷蔵庫がない点は不便に感じました。
2泊3日で回って感じたこと
到着日に天門山へ行けたことが、今回の旅程を成立させた大きな要因でした。天門山は歩行負荷が高かったものの、初日に回れたことで、その後の2日間を武陵源に割り当てられました。
武陵源では、2日目に山上の袁家界・楊家界・天子山、3日目に谷沿いの金鞭溪・十里画廊を回っています。2日間を分けたことで、岩峰を上から眺める景色と下から見上げる景色の両方を体験できました。
また、現地で余裕があれば楊家界を追加する一方、帰路のある3日目には追加登山を見送りました。歩く距離や景区交通の接続を考えると、予定をすべて固定するより、当日の状況で調整できる余地を残したことが役立ちました。
張家界2泊3日で実際にかかった費用
| 項目 | 金額(元) |
| 観光・入場・景区内交通 | 820.00 |
| 張家界現地の滴滴 | 454.21 |
| 食事・飲料 | 471.80 |
| その他(売店・荷物預かり・マッサージ) | 103.90 |
| 張家界現地費用の小計 | 1,849.91 |
| 往復航空券 | 2,325.00 |
| ホテル2泊 | 643.00 |
| 上海から浦東空港への滴滴 | 210.95 |
| 把握済み支出の暫定合計 | 5,028.86 |
上記は、2026年9月25〜27日に1人で張家界を旅行した際の支払記録をもとに集計した費用です。観光・現地交通・飲食などの費用と、航空券・宿泊費を分けて掲載しています。料金は旅行時期や予約方法によって変動します。また、一部の支出は決済履歴と実際の行程から照合しているため、記載額は現時点で把握できた費用の暫定合計です。
まとめ|張家界2泊3日で天門山と武陵源を巡って
到着日に天門山を観光し、残り2日を武陵源に使うことで、山上と谷の両方の景観を楽しめました。2日目の夜には七十二奇楼も訪れています。
張家界全域を回ったわけではなく、黄石寨、宝峰湖、老屋场、張家界大峡谷などは次回へ残しました。
2泊3日でも、到着時間と観光エリアの配分を工夫することで、天門山と武陵源の主要な景観を広く楽しめた旅行でした。

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