この記事は、2026年5月3日(日)に実際に訪問した内容をもとにしています。営業時間・料金・交通情報は変更される可能性があるため、訪問前に最新情報を確認してください。
厦門旅行で少し足を伸ばすなら候補に入ってくるのが福建土楼です。
福建土楼は巨大な円形・方形の集合住宅として知られ、福建を代表する観光地の一つです。
ただし、厦門市内からは距離があり公共交通だけで効率よく回るのはかなり大変です。

今回は、厦門市内のホテルから包车を利用し、福建土楼を日帰りで回ってきました。
実際には午前中から昼過ぎにかけて、田螺坑土楼群、裕昌楼、承启楼、云水谣、和贵楼まで回ることができました。
振成楼にも行く予定でしたが、当日のルートと時間の関係で今回は断念しました。
この記事では、実際にかかった時間、費用、回った順番、包车を使って分かった注意点をまとめます。
土楼とは?福建の山間部に残る集合住宅
土楼とは福建省南西部の山間部に多く残る大型の伝統住居です。
円形や方形の建物の中に複数の家族がまとまって暮らす構造で、厚い土壁と内向きの中庭を持つのが特徴です。
もともとは、一族がまとまって暮らしながら外敵や盗賊から身を守るために発展した、居住と防御を兼ねた建築です。
福建南西部の山間部では平地が限られ、外部からの脅威もあったため、土楼のような大規模な集合住宅が生まれました。
世界遺産に登録されている福建土楼は、15世紀から20世紀にかけて建設された46棟の資産として説明されています。
福建土楼は円形または方形の内向きの平面を持つ数階建ての土造住宅で、最大800人ほどを収容できる建物もあるとされています。
一方で、土楼文化そのものはより古くから発展しており、今回訪れた裕昌楼は1308年に建てられた古い土楼として紹介されています。
今回実際に訪れて印象的だったのは、土楼が観光地であると同時に現在も生活の場として使われていることでした。
この記事で分かること
この記事では、以下の内容をまとめています。
- 厦門から福建土楼へ日帰りで行けるか
- 包车で実際に回ったルート
- 田螺坑・裕昌楼・承启楼・云水谣・和贵楼の回り方
- 実際にかかった費用
- 南靖土楼と永定土楼を1日で回る場合の注意点
- 行けなかった場所と注意点
結論から言うと厦門から福建土楼へ日帰りで行くことは可能です。
ただし、南靖と永定の両方を1日で回る場合はかなりテンポが速くなります。全部をゆっくり見るというより代表的な土楼を効率よく回る旅になります。
今回の旅行条件
| 旅行日 | 2026年5月3日(日) |
| 出発地 / 到着地 | 厦門市内のホテル |
| 移動手段 | 包车 |
| 同行者 | 一人旅 |
| 主目的 | 福建土楼の日帰り観光 |
| 訪問エリア | 南靖土楼・永定土楼 |
| 実際に訪問した場所 | 田螺坑土楼群、裕昌楼、承启楼、云水谣、和贵楼 |
| 行けなかった場所 | 振成楼 |
今回は中国の大型連休である労働節での旅行でした。そのため混雑や景区側の管理の影響もありました。
特に印象的だったのはどの土楼でも上階には登れなかったことです。
現地では上階へ登らないよう案内があり、見学できる範囲は基本的に1階部分や中庭、外観が中心でした。
土楼の内部をどこまで見学できるかは、訪問時期や現地の公開状況によって変わる可能性があります。
今回利用した包车について
| 出発地/解散地 | 厦門市内のホテル |
| 車種 | BYD 秦シリーズ |
| 基本料金 | 985元 |
| 超過料金条件 | 8時間を超えると30分ごとに14.5元 |
| 実際の支払額 | 985元 |
今回の最終支払いは985元でした。
一人利用なので金額だけ見ると高く感じますが、厦門から南靖・永定の土楼を効率よく回ることを考えると包车のメリットは大きかったです。
車はBYDの秦シリーズで、車内は広く、内装もスマートな印象でした。長距離移動の日だったので、車内である程度快適に過ごせたのはよかったです。
また、当日はドライバーから「先に永定側へ行った方がよい」と提案があり、承启楼を先に回るルートに変更しました。土楼エリアは距離があり道路状況や景区の混み具合も影響するため、現地に慣れたドライバーの判断はかなり重要だと感じました。
実際に回ったルート
厦門市内のホテル → 田螺坑土楼群 → 裕昌楼 → 承启楼 → 云水谣 → 和贵楼 → 厦門市内へ戻る
当初は振成楼にも行く予定でしたが、当日のルートや時間の関係で今回は行けませんでした。
実際の時系列
| 06:30頃 | 厦門市内のホテル出発 |
| 08:30頃 | 田螺坑土楼群到着 |
| 08:55頃 | 裕昌楼到着 |
| 09:20頃~10:15頃 | 承启楼 |
| 10:45頃~11:30頃 | 云水谣 |
| 11:30〜11:50頃 | 云水谣から和贵楼へは徒歩移動 |
| 11:50~12:20頃 | 和贵楼 |
| 14:10頃 | 厦門市内に戻る |
実際に回ってみると、朝6時半に厦門を出発すれば午前中から昼過ぎにかけて複数の土楼を回ることはできました。
ただし、団体旅行客の到着などをできるだけ避けられるよう、かなりテンポよく移動しています。
各スポットでゆっくり滞在したい場合や、写真をじっくり撮りたい場合は、南靖と永定を1日で両方回るのは少し忙しいです
田螺坑土楼群:まず見たい代表的な土楼群
最初に訪れたのが田螺坑土楼群です。
田螺坑土楼群は、複数の土楼がまとまって建つ景観で、「四菜一汤」と呼ばれる配置で知られています。福建土楼の写真でよく見る代表的な景色の一つです。

田螺坑土楼群では高台から土楼群を見下ろす景色が一番の見どころです。
複数の土楼が山間部にまとまって建つ様子を見られ、福建土楼らしい景観を最初に感じることができました。
土楼の内部をじっくり見るというより、まずは全体の配置やスケール感を楽しむ場所だと感じました。
裕昌楼:内部構造と生活感が印象に残った土楼
次に訪れたのが裕昌楼です。
裕昌楼は、内部の柱が傾いていることで知られる土楼です。実際に中に入ると木造構造の独特な雰囲気があり、単なる外観だけでは分からない面白さがありました。

1階部分からでも土楼の内部構造や生活空間の雰囲気は十分に感じられます。
土楼は観光地である一方、現在も人が生活している場所でもあります。見学していると観光施設というより「生活が続いている建築」に入っている感覚がありました。
承启楼:大型円楼の迫力を感じる土楼王
その後、ドライバーの提案で永定側の承启楼へ向かいました。
承启楼は「土楼王」とも呼ばれる大型の円楼です。今回訪れた土楼の中でも特に規模感が印象に残りました。

承启楼では外観だけでなく中庭や内部の雰囲気も見ることができました。
円形の構造が何重にも重なっているように見え、昔の人が共同生活のために作った建築としての知恵を感じました。

雨の中での見学でしたが正面から見る承启楼は存在感があり、今回の土楼観光の中でも印象に残る場所でした。
云水谣:古道・水辺・古榕が残る景区
承启楼の見学後、車で約30分かけて云水谣方面へ向かいました。
云水谣は、和贵楼・怀远楼といった世界遺産土楼に加え、古榕、卵石の古道、水辺の風景などを楽しめる景区です。

田螺坑や承启楼のように土楼単体の迫力を見る場所というより、古道や水辺を歩きながら景区全体の雰囲気を楽しむ場所という印象でした。
今回は限られた時間での訪問でしたが、水辺や古道、山に囲まれた村の空気感は十分に感じられました。
和贵楼:云水谣から歩いて向かった土楼
云水谣を見た後は、徒歩で15〜20分ほどかけて和贵楼へ向かいました。
和贵楼は云水谣景区と合わせて訪れやすい土楼です。
ここでも、土楼が観光地であると同時に生活空間として存在していることを感じました。
福建土楼は、単なる古い建築ではなく、昔の人の知恵によって作られた共同生活の場です。
そして現在もそこで暮らしている人がいるという点が実際に訪れて特に印象に残りました。
行けなかった場所:振成楼
今回、振成楼にも行く予定でしたが実際には行けませんでした。
理由は、8時間以内で厦門市内へ戻る前提で考えると、田螺坑、裕昌楼、承启楼、云水谣、和贵楼に加えて振成楼まで回るのは厳しかったためです。
追加料金を払って時間を延ばせば行けた可能性はありますが、今回は包车の基本時間内で厦門市内へ戻ることを優先しました。
南靖と永定を1日で両方回る場合、すべての有名土楼を入れるとかなり駆け足になります。
初めて行く場合は以下のように優先順位を決めておくのがおすすめです。
| 必須 | 田螺坑土楼群、承启楼 |
| できれば行く | 裕昌楼、云水谣、和贵楼 |
| 時間を延ばすなら | 振成楼 |
実際にかかった費用
| 包车 | 985元 |
| 田螺坑+南靖景区云水谣古镇 共通チケット | 180元 |
| 福建土楼王子景区+福建土楼王景区 共通チケット | 98元 |
| 昼食:四里沙茶面(故宫路店) | 22元 |
| 合計 | 1,285元 |
一人旅で包车を使うと費用は高めになります。ただし、厦門から南靖・永定の土楼を1日で効率よく回れたことを考えると、時間効率はかなり高かったです。
今回利用した車は3人まで乗れるタイプだったため、2〜3人で利用すれば1人あたりの負担は下がります。
※料金は今回購入時の実績です。チケット代や包车料金は変更される可能性があるため、訪問前に予約サイトや現地情報で最新情報を確認してください。
食事・休憩について
土楼観光中は移動が多く、昼食を景区内でゆっくり取るというより、厦門市内に戻ってから食べる形になりました。
実際には、14時過ぎに厦門市内へ戻り、昼食は四里沙茶面(故宫路店)で沙茶面を食べました。

土楼観光は長距離移動になるため、水と軽食は持っておいた方が安心です。
特に朝早く出発する場合、ホテル周辺で朝食をゆっくり食べる時間がないこともあります。
実際に行って分かった注意点
1. 南靖と永定を1日で両方回るとかなり忙しい
今回、包车を使ったことで複数の土楼を半日程度で回ることができました。
ただし、田螺坑、裕昌楼、承启楼、云水谣、和贵楼を回るだけでもかなりテンポの速い行程です。
メインどころを効率よく回るなら1日で十分可能ですが、振成楼まで入れたり、各スポットをじっくり見たりする場合は、時間に余裕を持たせた方が安心です。
2. 土楼の上階に登れない可能性がある
今回訪れた土楼では、どこも上階には登れませんでした。
現地では上階へ登らないよう案内がありそれに従って見学しました。そのため、見学できたのは主に外観、1階部分、中庭でした。
土楼によって公開範囲が変わる可能性があるため、内部をじっくり見たい場合は当日の案内に従う必要があります。
3. 雨でも歩けるが雨具は必要
当日は雨が結構降っていました。
だし、主要な道は舗装されている場所が多く、歩くこと自体は大きな問題ありませんでした。
一方で、写真を撮る場合はレンズが濡れやすく撮影テンポは落ちます。傘、滑りにくい靴、レンズクロスは持っておいた方が安心です。
4. ドライバーの判断はかなり重要
土楼エリアは広く、南靖と永定をまたぐと移動距離も長くなります。
今回はドライバーの提案で先に永定側へ行き承启楼を回収できました。もし予定通りにすべて自分で決めていたら、さらに効率が悪くなっていた可能性があります。
包车を使う場合は事前に行きたい場所の優先順位を伝えつつ、当日の道路状況や混雑についてはドライバーの意見も聞くのがおすすめです。
5. 写真をじっくり撮りたい人は時間配分に注意
福建土楼は、建物の外観、内部、中庭、生活感、周辺の村景観など、撮りたいものが多い場所です。
ただし、日帰りで複数スポットを回る場合、1カ所に長く滞在する余裕はあまりありません。
| 土楼群の配置 | 田螺坑土楼群 |
| 内部構造 | 裕昌楼、承启楼 |
| 大型円楼の迫力 | 承启楼 |
| 村の雰囲気 | 云水谣 |
| 生活空間としての土楼 | 裕昌楼、和贵楼 |
まとめ:厦門から福建土楼へ半日包车は可能。ただし優先順位が重要
厦門から福建土楼へ半日包车で回ることは可能です。
実際に今回は、厦門市内のホテルを出発し、田螺坑土楼群、裕昌楼、承启楼、云水谣、和贵楼を回ることができました。
一方で、振成楼には行けず、どの土楼も上階には登れませんでした。
そのため、厦門から福建土楼へ包车で行く場合は、以下のように考えるのがおすすめです。
- 包车を使うと効率はかなり上がる
- 南靖と永定を1日で回るならかなり忙しい
- メインどころだけなら1日で十分可能
- すべての有名土楼を回るには時間配分が重要
- 行きたい場所の優先順位を事前に決める
- 上階に登れない可能性も考えておく
福建土楼は、単なる観光地というより昔の人の知恵と今の生活が重なっている場所でした。
半日でも十分に見応えはありますが、余裕を持って楽しむなら、時間配分と優先順位がかなり重要です。

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