上海虹橋空港から午後出発で朱家角へ|地下鉄で行ける水郷古鎮を半日で歩く

上海から少し遠出したいけれど、朝から一日がかりの旅行にするほどではない。
そんな時にちょうどよい行き先が、上海市青浦区にある水郷古鎮・朱家角です。

今回は、上海市内を14時頃に出発し、地下鉄で朱家角へ向かいました。現地では南門から古鎮に入り、放生橋、和心园、课植园を回り、
最後は古鎮内のチベット料理店で夕食。夜の放生橋を見てから上海市内へ戻る、半日小旅行として楽しみました。

朱家角は、乌镇や濮院のように大規模な遠方旅行として行く水郷古鎮とは少し違い、上海市内から地下鉄で行ける気軽さが魅力です。
一方で、水路、石橋、古い街並み、庭園、食事までそろっていて、午後出発でも十分に小旅行気分を味わえます。

この記事で分かること

  • 上海から朱家角へ地下鉄で行く方法
  • 朱家角站から古鎮南門までの歩き方
  • 午後出発でどこまで回れるか
  • 放生橋、和心园、课植园の雰囲気
  • 1人でも入りやすかったチベット料理店
  • 夜の放生橋の雰囲気
  • 実際に行って分かった注意点

虹橋エリアから朱家角へ:地下鉄でアクセス可能

今回は、虹橋空港・虹橋火車站エリアから地下鉄で朱家角へ向かいました。
虹橋空港から虹橋火車站までは、地下鉄2号線または10号線でおよそ5分ほど。そこから地下鉄17号線に乗り、朱家角站へ向かいました。

朱家角站に着いたのは15時24分頃。そこから古鎮の南門までは徒歩で約17分でした。
駅を出てすぐ古鎮に着くという距離感ではないため、午後出発の場合はこの徒歩時間も見込んでおく必要があります。

朱家角古鎮の南門付近にある赤い朱家角の看板

朱家角站から南門へ向かう場合、改札を出たら目の前の案内看板に従って1番出口方面へ進みます。左手に見える高架橋を渡って道路の反対側へ出たら、エスカレーターで地上へ降り、そこから南門方面へ歩く流れでした。

朱家角古鎮旅游区の南門入口

南門から入ると、古鎮の観光エリアに自然に入っていけます。現地には観光区の全景図もあり、放生橋、课植园、和心园など主要スポットの位置関係を確認できます。

朱家角古鎮旅游区の全景図

まずは放生橋へ:朱家角らしい水郷風景

南門から古鎮に入って最初に向かったのは、朱家角を代表する橋の一つである放生橋です。
石橋、水路、船、両岸の建物が一度に見えるため、朱家角らしさを感じるにはまずここに行くのが分かりやすいです。

昼間の放生橋周辺は観光客も多く、遊覧船も行き交っています。水辺の景色を眺めながら歩くと、上海市内にいる感覚とはかなり違う雰囲気になります。

朱家角らしい水路と古い街並みが見える昼の放生橋周辺

古鎮内の街並み:水路だけでなく建物も見どころ

朱家角の魅力は水路だけではありません。古鎮内には、黒瓦、白壁、木製の窓、提灯、蔦の絡まる建物など、江南の古鎮らしい街並みが続いています。

水路沿いの景色ばかりを見ていると見落としがちですが、建物の外観や店先の装飾にも雰囲気があります。
写真を撮るなら、橋や水路だけでなく、こうした建物の細部も合わせて見ておくと、旅の印象がより立体的になります。

古鎮内には食べ歩きできる店も多く、店先には肉料理や粽子などが並んでいました。
今回はこの後に夕食を予定していたので食べ歩きは控えましたが、軽くつまみながら歩く楽しみ方もできそうです。
また、南門付近にはすき家、マクドナルド、ケンタッキーなどのチェーン店もあります。現地料理にこだわらなければ、食事の選択肢が比較的あるのは安心できるところです。

店先には肉料理や粽子など、食べ歩きできそうなものも並んでいた

漕河街周辺:猫が多いエリアも

漕河街周辺では、猫もよく見かけました。観光地らしい賑わいの中に、こういうゆるい雰囲気があるのも朱家角散策の面白いところです。
猫を目的に行く場所というより、歩いている途中で自然に出会う小さな楽しみという感じです。街歩き中にこうした余白があると、半日旅行でも印象に残ります。

漕河街周辺で見かけた、椅子に寝そべる猫

和心园:短時間でも楽しめる小さな庭園

次に訪れたのは和心园です。滞在時間はおよそ20分でしたが短時間でも一通り見て回れました。
和心园は、池、東屋、太湖石、植栽がまとまった小さめの庭園です。大規模な庭園ではありませんが、短時間でも江南庭園らしい雰囲気を味わえます。

池、東屋、太湖石、緑がまとまった和心园の庭園風景

庭園内は、建物、瓦、木の装飾、石、植栽が重なっていて、歩きながら見る楽しさがあります。
時間が限られている半日旅行でも、古鎮散策の楽しみとして庭園を一つ入れると旅程に変化が出ます。

瓦屋根や木の装飾も印象的な和心园の庭園建築

课植园:屋外庭園と室内空間の両方が見られる

次に訪れた课植园は今回の有料スポットの中でも特に見応えがありました。池、東屋、石、緑、水面反射がまとまっていて、庭園らしい景色を楽しめます。

池、東屋、緑、水面反射が印象的な课植园の庭園風景

课植园は屋外庭園だけでなく室内空間も印象的でした。書画、陶器、木製家具、灯りが並び、江南の邸宅らしい落ち着いた雰囲気があります。

書画や陶器、木製家具が並ぶ课植园の室内空間

室内には、窓光を受けた花瓶や家具など、静かな雰囲気のある空間もありました。古鎮散策の賑わいとは違い、少し落ち着いて見られる場所です。

窓光が入る静かな室内空間も印象的でした

夕食:多杰拉姆藏餐吧でチベット料理

夕食は多杰拉姆藏餐吧・朱家角店に入りました。店内は落ち着きつつもバーのような雰囲気があり、1人でも入りやすかったです。

最初に入った時は人が多すぎるわけでも、賑やかすぎるわけでもなく、4人席に1人で座れました。店内にはバーカウンターや2階席もあるようです。
1階の奥は水路と隣り合わせで大きな窓から風が入ってくる席もありました。ただし、水路を眺められるかどうかは席次第です。

夕食に入った多杰拉姆藏餐吧・朱家角店

まず頼んだのは冰冻牦牛奶茶、英語表記では Frozen Yak Milk Tea。
甘さはかなり控えめでミルクティーとしてもかなり薄め。ヤクミルクを飲んだことがないのでどこまでがヤクミルクらしさなのかは分かりませんが、
冷たくてさっぱりしているので、湿度が高く暑い日に歩いた後には飲みやすいです。一方で濃厚なミルクティーを期待すると少し物足りないかもしれません。

冰冻牦牛奶茶。冷たくてさっぱりした飲み口でした

メインには、སྐམ་ཤ 烤牦牛排を頼みました。肉は非常に柔らかく、程よい塩気にクミンの香りがほのかにあります。スパイスは強すぎず、臭みもありません。
日本人でも食べやすい味だと思います。一緒に頼んだのは、藏式艾尔啤酒・西藏 Pale Ale。香りはフルーティーで飲んだ直後に少し風味はありますが、
後味はかなりすっきりしています。肉の塩気や旨みとも合っていました。

烤牦牛排と藏式艾尔啤酒。肉は柔らかく、ビールともよく合いました

最後に頼んだのは高原薯条。量は1人でも食べられましたが、本来はシェア向けだと思います。外はややカリッと、中はホクホク。
塩気は控えめでビールとの相性も悪くありませんでした。普通のポテトとの差は正直そこまで分かりませんでしたが、他の人と来ていたら頼んでもよい一品です。

高原薯条。1人でも食べられましたが、量はシェア向きです

夕食後にもう一度、夜の放生橋へ

夕食を食べ終えた後、もう一度放生橋の夜景を撮りに行きました。
昼の放生橋も朱家角らしいですが、夜は橋と建物の明かりが水面に反射し、また違った雰囲気になります。
今回のように午後出発で朱家角へ行くなら、夕方から夜にかけての変化を見られるのは大きな魅力です。
ただし、夜までいる場合は帰路の時間も考える必要があります。今回は地下鉄で戻れる時間帯だったので問題ありませんでしたが、
週末や連休は混雑も考慮した方がよさそうです。

夜の放生橋。橋や建物の明かりが水面に映り、昼とは違う雰囲気でした

半日で回って分かった注意点

今回14時頃に上海市内を出発して、15時40分頃に朱家角古鎮エリアへ到着しました。
和心园、课植园、食事、夜の放生橋まで回れましたが、すべてを余裕を持って回れたわけではありません。

事前に和心园、课植园、上海市鹤龙美术馆を回れる共通券を60元で購入していましたが、実際には上海市鹤龙美术馆までは行けませんでした。
午後出発で、さらに圆津禅院なども回るなら、おそらく14時過ぎには朱家角に到着している必要があったと思います。

午後出発の場合は以下のように考えるのがよいでしょう。

  • 水路と放生橋だけ見るなら、午後出発でも可
  • 和心园、课植园も見るなら15時台前半には古鎮着が理想
  • 共通券対象施設をしっかり回るなら14時過ぎには朱家角着が望ましい
  • 食事と夜景まで楽しむなら、夕方以降まで滞在する前提
  • 古鎮での写真も丁寧に撮るならさらに早めの到着が安心

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